社会福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問14 (社会学と社会システム 問2)

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問題

社会福祉士試験 第38回(令和7年度) 問14(社会学と社会システム 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

現在の日本のNPO法人(特定非営利活動法人)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 特例認定NPO法人は、パブリック・サポート・テストを受けなければならない。
  • 収益事業の実施は認められていない。
  • 1980年代の難民救援活動を契機として急増した。
  • 認定NPO法人は、クラウドファンディングを用いて資金調達を行うことはできない。
  • 3年以上、事業報告書等を提出しなかった場合、所轄庁は認証を取り消すことができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

NPO法人の全体像を把握しておくことがポイントです。

選択肢1. 特例認定NPO法人は、パブリック・サポート・テストを受けなければならない。

パブリックサポートテストとは、市民や企業から支援(寄付)を受けているか測る指標です。

特例認定NPO法人は、5年以内の期間はパブリックサポートテストが免除されます。

選択肢2. 収益事業の実施は認められていない。

一定の条件がありますが、収益事業の実施は認められています。

収益事業を実施した場合の利益は、構成員への配当金という形での分配は禁止されており、法人の活動資金に充てる必要があるとされています。

選択肢3. 1980年代の難民救援活動を契機として急増した。

急増のきっかけは、1995年の阪神・淡路大震災でのボランティア活動がきっかけとされています。

選択肢4. 認定NPO法人は、クラウドファンディングを用いて資金調達を行うことはできない。

認定NPO法人は、クラウドファンディングを資金調達や広報活動の手段として利用します。

選択肢5. 3年以上、事業報告書等を提出しなかった場合、所轄庁は認証を取り消すことができる。

事業報告書は、毎事業年度終了時には提出する義務があります。

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02

この問題は、NPO法人制度を理解しておくことがポイントです。

まず、NPO法人でも「収益事業は可能」ということは必ず覚えておきましょう。

 

また、NPO法人のほかにも社会福祉法人に関する問題も頻出傾向にあるため、一緒に押さえておきましょう。

選択肢1. 特例認定NPO法人は、パブリック・サポート・テストを受けなければならない。

×

特例認定NPO法人は、設立初期のNPO法人を支援する制度です。

通常の認定NPO法人では、一定の公益性を示すために、パブリック・サポート・テストなどの基準がありますが、特例認定NPO法人では免除されています。

選択肢2. 収益事業の実施は認められていない。

×

NPO法人でも収益事業は可能です。

ただし、利益を社員や役員へ分配してはいけません。

選択肢3. 1980年代の難民救援活動を契機として急増した。

×

日本でNPOへの関心が高まった大きな契機は、1995年の阪神・淡路大震災です。

その後、1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が制定されました。

選択肢4. 認定NPO法人は、クラウドファンディングを用いて資金調達を行うことはできない。

×

認定NPO法人でも、クラウドファンディングによる資金調達は可能です。

近年では、多くのNPO法人が寄付募集や活動資金調達に活用しています。

選択肢5. 3年以上、事業報告書等を提出しなかった場合、所轄庁は認証を取り消すことができる。

NPO法人には、毎事業年度終了後の事業報告書等の提出義務があります。

3年以上提出しない場合、所轄庁は認証を取り消すことができます。

まとめ

制度のほかに法人が設立されるようになった背景や時系列も一緒に覚えておくとより正解を導き出しやすくなります。

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