社会福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問12 (心理学と心理的支援 問6)
問題文
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問題
社会福祉士試験 第38回(令和7年度) 問12(心理学と心理的支援 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
- Aさんの多動の背景には、無意識の欲求があると考え、自由連想法を行う。
- Aさんの支援に関わる職員に生じている逆転移への対応を優先する。
- Aさんの身体に硬さが現れているようであれば、リラクゼーションを行う。
- Aさんの家族を対象としたカウンセリングを行う。
- Aさんの行動とAさんの支援に関わる職員の対応との関連性について明らかにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
応用行動分析とは、人の行動とその環境との相互作用を分析し、問題行動を減らす心理的手法です。
それぞれ当てはまるものを覚えておきましょう。
自由連想法とは、心に浮かぶ思考や感情を抑制せず言葉にして、無意識の内容を探る方法です。
環境には当てはまらないため、間違いです。
逆転移とは、職員が相談者に対して無意識に生じる感情反応のことです。
これは精神分析療法のため、間違いです。
身体の硬さを解決するためのリラクゼーションは、応用行動分析には当てはまらないため、間違いです。
応用行動分析は、家族への支援ではなく、Aさん本人の行動の背景や環境を分析するものであるため、間違いです。
Aさんの行動と支援者という環境との相互作用を分析しているため、正解です。
応用行動分析がどのようなものなのかしっかり理解しておきましょう。
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02
応用行動分析(ABA)では、「行動は環境との相互作用(きっかけと結果)によって変化する」と考えます。
応用行動分析では、行動を次の3つで捉えます。
A(きっかけ)…行動の前に起きる出来事
B(行動)…実際の行動
C(結果)…行動後の結果
このABC分析を行い、どうすれば望ましい行動が増えるかを考えます。
×
自由連想法は、精神分析に基づく技法です。
×
逆転移は、支援者側の感情反応に関する精神分析的概念です。
×
リラクゼーションは不安や緊張への身体的介入です。
×
家族へのカウンセリングは、本人だけでなく、家族全体を一つのシステムとして捉えた家族療法です。
〇
Aさんの行動が、職員の対応によってどう変化しているかを調べることは応用行動分析となります。
例えば、職員が注意・指示(きっかけ)を出すことで、Aさんが多動(行動)になり、職員がさらに注意(結果)したことによって、多動(行動)が強化されるなど。
もし理論や方法を完全に理解していなくても、消去法によって選択肢を一つずつ除いていくことで、正解にたどり着く可能性を高めることができます。
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03
この問題では、応用行動分析(ABA)の基本的な考え方について知っておく必要があります。
ABAとは、行動の前後に着目し、適切な行動を増やし、不適切な行動を減らしていくアプローチです。
自由連想法とは、意識せず無意識の感情や事柄を言葉に発するように促す手法です。
逆転移とは、支援者が相談者に対して無意識に抱く個人的な感情や反応をいいます。
リラクゼーションのような行動ではなく身体にアプローチすることは、ABAでは用いられません。
ABAの支援では、家族ではなく本人を対象とし、心の中ではなく、関わり方や本人の行動に着目して支援します。
上記のように、本人の行動と他者の関わりを整理し、適切な行動につなげていくことがABAの手法です。
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