社会福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問122 (ソーシャルワークの理論と方法(専門) 問8)
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問題
社会福祉士試験 第38回(令和7年度) 問122(ソーシャルワークの理論と方法(専門) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- パーソン・センタード・アプローチでは、不適応はその人の問題というより環境の問題と捉え、環境を人に合うように変えたり調整したりする。
- エンパワメント・アプローチは、クライエントが自身の思考パターンを見い出し、誤った信念を修正して、内面化された抑圧に対処させる方法である。
- ナラティブ・アプローチでは、クライエントがこれまでに気づいていなかった真実や過去の出来事に対する新たな解釈を見い出し、人生を「書き直す」ための助けをする。
- 認知行動アプローチは、まず偏った行動を変えることにより思考プロセスの変化を促すための支援方法である。
- 課題中心アプローチでは、支援者が専門的な観点から優先順位が高いと判断した課題に焦点を当てて解決する。
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この過去問の解説 (1件)
01
適切なのは、次の2つです。
「パーソン・センタード・アプローチでは、不適応はその人の問題というより環境の問題と捉え、環境を人に合うように変えたり調整したりする。」
「ナラティブ・アプローチでは、クライエントがこれまでに気づいていなかった真実や過去の出来事に対する新たな解釈を見い出し、人生を『書き直す』ための助けをする。」
適切です。
パーソン・センタード・アプローチでは、本人を問題のある人として捉えるのではなく、その人の希望、個性、生活の仕方などを中心に考えます。
本人が周囲の環境に無理に合わせるのではなく、本人が生活しやすいように、支援の方法や周囲の環境を調整します。
例えば、障害のある人が活動に参加できない場合に、本人の能力だけを問題にするのではありません。
施設の設備、支援方法、情報の伝え方などを見直し、その人が参加しやすい環境を整えます。
本人の意思や選択を尊重し、環境を本人に合わせていくという説明であるため、適切です。
適切ではありません。
エンパワメント・アプローチでは、クライエントが持っている力や権利、可能性に注目します。
クライエントが自分で選び、決定し、生活上の問題や社会的な不利益に取り組めるように支援します。
自分の思考パターンを見つけて、誤った考え方を修正するという説明は、主に認知行動アプローチに当てはまります。
エンパワメントでは、本人の考え方だけを変えようとするのではなく、本人を取り巻く環境や社会の仕組みにも働きかけます。
適切です。
ナラティブとは、語りや物語という意味です。
人は、自分の経験を一つの物語として理解しています。
しかし、「自分は何をしても失敗する」といった問題に支配された物語を持っていると、自分の力や可能性に気づきにくくなります。
支援者はクライエントとの対話を通して、これまで見落としていた経験や力を一緒に探します。
そして、過去の出来事を別の見方で捉え直し、問題だけに支配されない新しい人生の物語をつくることを支援します。
適切ではありません。
認知行動アプローチでは、考え方、感情、行動が互いに影響し合っていると捉えます。
考え方を見直すことによって行動の変化を促す場合もあれば、行動を変えることによって考え方の変化を促す場合もあります。
必ず最初に行動を変えてから、思考を変えるという決まった順序ではありません。
また、認知行動アプローチで主に注目するのは、物事の受け止め方や考え方の偏りと、それに関係する行動です。
そのため、「まず偏った行動を変える」と限定している点が適切ではありません。
適切ではありません。
課題中心アプローチは、クライエントが困っていると感じている具体的な問題に、短期間で取り組む方法です。
取り組む課題は、支援者が一方的に決めるものではありません。
クライエントと支援者が話し合い、クライエントが解決したいと考えている課題を明確にします。
そのうえで、達成できる小さな課題を設定し、クライエントと支援者が協力して取り組みます。
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