社会福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問7 (心理学と心理的支援 問1)
問題文
事例を読んで、次のうち、現在のAさんに生じている状況を説明する現象として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(25歳)は、1年半前、バスの中で息苦しくなり、このまま心臓が止まってしまうのではないかと恐怖に襲われる経験をした。その後、バスに乗ると強い恐怖を感じるようになってしまい、バスに乗れなくなってしまった。病院を受診したところ、身体的な異常は認められなかった。しかし、現在では電車などのバス以外の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった。
〔事例〕
Aさん(25歳)は、1年半前、バスの中で息苦しくなり、このまま心臓が止まってしまうのではないかと恐怖に襲われる経験をした。その後、バスに乗ると強い恐怖を感じるようになってしまい、バスに乗れなくなってしまった。病院を受診したところ、身体的な異常は認められなかった。しかし、現在では電車などのバス以外の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
社会福祉士試験 第38回(令和7年度) 問7(心理学と心理的支援 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
事例を読んで、次のうち、現在のAさんに生じている状況を説明する現象として、最も適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Aさん(25歳)は、1年半前、バスの中で息苦しくなり、このまま心臓が止まってしまうのではないかと恐怖に襲われる経験をした。その後、バスに乗ると強い恐怖を感じるようになってしまい、バスに乗れなくなってしまった。病院を受診したところ、身体的な異常は認められなかった。しかし、現在では電車などのバス以外の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった。
〔事例〕
Aさん(25歳)は、1年半前、バスの中で息苦しくなり、このまま心臓が止まってしまうのではないかと恐怖に襲われる経験をした。その後、バスに乗ると強い恐怖を感じるようになってしまい、バスに乗れなくなってしまった。病院を受診したところ、身体的な異常は認められなかった。しかし、現在では電車などのバス以外の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった。
- 強化
- 消去
- 般化
- 弁別
- 馴化(じゅんか)
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
行動分析学の内容です。
Aさんは、バスだけではなく他の乗り物にも恐怖を感じるようになってしまった点を理解し、回答しましょう。
強化とは、行動により報酬を得たことで、その行動が習慣化されることをいいます。
Aさんの状況とは当てはまらないため、間違いです。
消去とは、強化されていたところから、報酬を与えなくすることで、その行動が減ることをいいます。
Aさんの状況とは当てはまらないため、間違いです。
般化とは、特定の状況での行動が似たような状況でも起こることをいいます。
Aさんのバスでの恐怖が、他の乗り物でも起こるようになった状況は般化に当てはまります。
弁別とは、特定の状況でのみ行動するようにすることをいいます。
Aさんの状況とは当てはまらないため、間違いです。
馴化とは、環境の変化に適応する過程のことをいいます。
Aさんの状況とは当てはまらないため、間違いです。
般化と弁別など間違えやすいものもあります。
それぞれの定義をしっかり理解しておきましょう。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
02
今回の事例では、心理学分野で使用される用語をおさえておくことがポイントになります。
強化とは、ある行動の直後に嬉しいことが起きたり、嫌なことがなくなったりすることで、その行動が繰り返されるプロセスのことを言います。
消去は、ある行動に対して、強化子(ある行動をまたやりたいと思わせるようなご褒美など)をなくすことでその行動を減らしていくことを言います。
般化とは、覚えたある行動を、場所や場面など不特定の状況の中で活用できたり、反応がでたりすることを言います。
今回の事例では、一度バスの中で恐怖を感じた経験が、バスに乗るという場所において、状況や場面が変わっても似たような感覚に襲われている反応がみられることから般化と言えます。
弁別とは、物事の違いを理解し、分類したり識別したりできることを言います。
馴化とは、同じ刺激が繰り返されることで、その刺激に対する反応が弱くなっていくことを言います。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
この問題は、行動理論・学習理論における用語の意味を理解できているかがポイントとなります。
今回の事例では、最初は「バス」だけに恐怖を感じていましたが、
現在では「電車などのバス以外の乗り物」にも恐怖を感じるようになったことが重要なポイントです。
×
強化とは、ある行動の後に報酬などが与えられ、その行動が増えやすくなることを指します。
×
消去とは、条件づけられた反応が次第に弱くなっていく現象です。
例えば、「バスに乗ること」=「息苦しくなる」という関係性が崩れる状態を指します。
〇
般化とは、ある刺激に対する反応が、似た刺激にも広がる現象です。
×
弁別とは、刺激の違いを区別して反応することです。
例えば、「1年半前に症状が現れたバス」は恐怖に感じるものの、「それ以外のバス」では乗ることができる状態です。
×
馴化とは、同じ刺激を繰り返し受けることで反応が弱くなる現象です。
例えば、最初はバスに恐怖を感じていても、乗っていくうちに次第に慣れていく状態です。
「消去」と「順化」が混在して間違ってしまうケースが多いため、しっかりと整理して覚えましょう。
消去…「刺激」と「反応(報酬)」の関係性が崩れることにより、反応が弱まること
順化…「刺激」を繰り返して慣れていくことにより、反応が弱まること
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問6)へ
第38回(令和7年度) 問題一覧
次の問題(問8)へ