社会福祉士 過去問
第38回(令和7年度)
問29 (社会保障 問2)

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問題

社会福祉士試験 第38回(令和7年度) 問29(社会保障 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

「令和5年度社会保障費用統計」(国立社会保障・人口研究所)による2023年度(令和5年度)の社会保障給付費に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 総額は、前年度より増えている。
  • 対国内総生産比は、40%を超えている。
  • 部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の構成割合をみると、最も大きな割合を占めるのは「医療」である。
  • 機能別(「高齢」、「保健医療」、「家族」、「失業」など)の構成割合をみると、「家族」の割合は1割に満たない。
  • 総額は、2023年度(令和5年度)の国の一般会計歳出予算の総額よりも小さい。

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この過去問の解説 (1件)

01

2023年度(令和5年度)の社会保障給付費について、特徴は以下の通りです。

・総額は約135.5兆円(135兆4,928億円)となり、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う医療費の減少などから、前年度比1.9%減(約2.7兆円減)と2年度連続の減少となっています。

・年金は約56.4兆円(同1.1%増)と増加し、全体の中で最も高い割合を占めています。

・国民1人当たりの社会保障給付費は108万9,600円となり、前年度から1万6,300円(1.5%)減少しました。

選択肢1. 総額は、前年度より増えている。

前年度より減っているため誤りです。

2023年度の社会保障給付費(ILO基準)の総額は135兆4,928億円で、前年度(137兆8,337億円)から1.9%(約2兆6,809億円)減少しています。

これは、新型コロナウイルス感染症が5類移行をしたことによる医療支出などが減少したことが主な要因となっています。

選択肢2. 対国内総生産比は、40%を超えている。

2023年度(令和5年度)の社会保障給付費の対国内総生産比は40%ではなく、約22.76%であるため誤りです。

選択肢3. 部門別(「医療」、「年金」、「福祉その他」)の構成割合をみると、最も大きな割合を占めるのは「医療」である。

2023年度(令和5年度)の社会保障給付費の部門別構成割合で最も大きいのは「医療」ではなく「年金」であるため誤りです。

年金が約41.6%(56兆3,936億円)と最も大きく、医療は約33.6%(45兆5,799億円)となっています。

選択肢4. 機能別(「高齢」、「保健医療」、「家族」、「失業」など)の構成割合をみると、「家族」の割合は1割に満たない。

機能別(「高齢」、「保健医療」、「家族」、「失業」など)の構成割合で、「家族」の割合は1割に満たないため正解です。

機能別の構成割合では「高齢」などが大きな割合を占めています。

一方で、「家族(子育て支援や児童手当など)」の割合は数%程度(1割未満)になっています。

選択肢5. 総額は、2023年度(令和5年度)の国の一般会計歳出予算の総額よりも小さい。

2023年度(令和5年度)の社会保障給付費の総額は約135.5兆円で、同年度の国の一般会計歳出当初予算総額(約114.4兆円)よりも大きいため誤りです。

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